ANOMIE BEST EDITION(アノミー・ベストエディション)のレビュー
ひとつひとつのデザインに拘りを感じる作品。
短時間で遊べる手軽さがありながら、遊べば遊ぶほど奥が深いボードゲーム!
プレーヤーは太陽か月を選択して、赤と青のタイルを各3枚所持するところから始まります。
どちらの色か相手に分からないようにいずれか1枚をゲームから除外して、自分や相手のタイルをひっくり返し合う。自分の同色タイルを3枚表向きにしたら勝利という分かりやすいゲーム。しかし単純というわけでもなく、これがかなりの頭脳戦になります。
そして『アノミータイル』という黄色の特殊タイルがちょうどいいスパイスになっていて、戦略性を高めてくれています。
さらにこのベストエディションは
・特殊タイルを2枚追加
・プレイマットが紙から布に変更
など、嬉しい変更点もあります!
特に特殊タイルの追加は、よりトリッキーな対戦を生み、飽きのこないゲームシステムになっています。
前述の通り、1ゲーム5分程の短時間で遊べるのですが、熱中しすぎて『もう一回!!』を何度も何度も繰り返してしまいます。笑
世界観に魅了されること間違いなしの、素敵なゲームです。
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「ANOMIE(初版)」に内容が追加されたベスト版。
こちらさえ買えばゲームに必要な内容物は全て揃います。
さらに短編小説「N:00R episode0」がweb上で見れるQRコード付属。シドとエイミーの出会いの物語。
ゲーム自体に関しての感想はこのサイト内の商品「ANOMIE(アノミー)」のレビューに書いています。
以下は追加・変更点についての感想です。
・特殊タイル追加
特殊タイルが2枚追加され計3枚に。ゲームでは1枚だけ選んで使用。
使う特殊タイルの種類によって展開が様変わりするので異なった戦い方が求められます。
初版を遊んだ方でも新鮮な気持ちになれると思います。
・プレイマット改良
プレイマットが初版の紙から布に変更。
布はナイロンのような感じ。傘の布を想像すると一番近い気がします。
折り畳まれて入っていますが、布としての柔軟性によりプレイするとき折れ目は気になりませんでした。
デザインは木のような色・柄で雰囲気が出て締まって見えます。
箱にもかさばらず入るので実用性とデザイン性からこの作品の完成系だと思います!
・ルール変更
1点変更あり。初版のみ持っている人は注意が必要。
手番終了時にお互いが勝利条件を満たしている場合、『引き分け』になるとのことです。
優勢側の選択肢が減り、劣勢側の選択肢が増える良いルールだと思います。
・ルールブック仕様変更
ルールブックは大幅変更。ルール説明はとてもわかりやすくなりました。
しかし、初版の漫画を絡めた説明が面白かっただけに寂しさも感じました。
説明書としての体裁と面白く読ませる遊び心との両立は難しいのだなと感じます。
・シナリオ設定
新たに「アノミーはエイミーのためにシドが作った」ということが発覚しました。
しかし、そう考えると「N:00R episode0」で気になる部分があったり。伏線なのか違うのか、今後の物語が気になります。
新しい情報があると想像・考察が楽しくなります。
※1点初版にしかない要素があります。
初版ルールブックには1ページ漫画が描かれているのですが、今作はありません。
このサイト内の商品「ANOMIE(アノミー)」の商品情報にリンクがあり、そこで初版のルールブックを見ることができます(2021年6月現在)。「N:00R episode0」でお話が気になった方は一見の価値有りです。
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私個人としては、大満足です。対戦型のゲームが一番好きで、ルールもわかりやすく、テンポよく進められるので、楽しく遊べています。
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